2023年05月23日

三つ峠アブミ訓練

もう一つのクライミング術
クリーンクライミングが当たり前の時代・・
最後の足掻きにあえて挑む

人工登攀(エイドクライミング)の登場は戦前のロッククライミングの初期から模索され、戦後の登山ブーム時代に、大胆に岩壁にボルトを打ち込みひたすら真っ直ぐに登りあげる「ディレッティシマ」というスタイルの魅力が熱を帯びて語られました。しかし現在ではそのような登り方は自然を壊すものであり、道徳的に排除する運動が起こり今では見向きもされないものとなりましたが、なぜか僕らはもう一度アブミをやってみたいと思うようになり、忘れていたエイドクライミングに再挑戦しました【報告フル】

5/21 三つ峠アブミ訓練
フル Tamarin タケ ほか2

5月のはじめ「オオヤスリに登ってみたい」と言うある女性のリクエストがありました。
そのルートに新規にボルトを打ったという話はほとんど聞かず、50年も前のボルトに命を預けて良いものか?ほとんどの登山家はNOと答えるでしょう。そこをあえて犯すのはやはりロマンを感じるからであり、僕自身本当にこれが最後の挑戦と覚悟してのことです。(ハイピークルート1970年3月初登)

中央フェース4段ハングの1P目はフリーと人工のミックスであるため、最初がひどくわかりづらいものでした


あとはTRでアブミに各自取り組む

ゲストのOさんは初めてでリードをこなした。彼の存在でオオヤスリ登頂の気持ちが強くなりました

※6月はアブミ強化月刊のため、以後のアブミ訓練報告は割愛いたしますが、ご容赦ください
  


Posted by ぶなのとも舎 at 16:23アルパインクライミング