2023年09月28日
オシドリ夫婦の八ヶ岳/赤岳

キノコいっぱい/秋本番の快晴八ヶ岳
急な階段からアンザイレン/文三郎尾根
学び多い素敵な夫婦/いつまでも山を・・

文三郎分岐より阿弥陀岳
当会最年長会員のトシちゃんは、劔を登った猛者であったが、八ヶ岳赤岳は登っていなかった。ご夫婦で長く山を続けてきたとは言え「無理な山はやらない」との信念もある。そこで僕が「行きましょう」と声をかけた【報告フル】
9/23-24 八ヶ岳/赤岳
フル トシ ヨシ

ご夫妻と劔を共に登ったのは2018年8月。あれから5年が経過したしコロナを挟んで登山活動が萎縮して、何もなさない時期があったため、お互いに急に老け込んだように思っていた。しかし近年新人の台頭に刺激を受け、またコロナも概ね収まった自らのインバウンドに急に冒険への気持ちが強くなった。この期を逃したら後がないという危機感もあったかも知れない。
僕も今やらねばという腹を決め、以前から頼まれていた八木夫妻の八ヶ岳を実施することに決めた。9月のこの時期は台風にやられることが多いが、今年は8月がピークとなり9月はうまいこと週末が晴天に恵まれ、僕らは美濃戸をスタートした。

キノコ採りがちらほら見えた。スギタケモドキ(食)

オニナラタケ(食)

珍しく山ノ神で無事を祈る

赤岳鉱泉でランチ

初日はやや雲が広がりやすかったが大同心はよく見えた/中山展望台
朝6時半。行者小屋をスタートする。トシちゃんは転倒する癖が近年強くそのため階段よりアンザイレンする。初めスタカットでビレイしながら登ってもらい、優しい岩場ではコンティニュアス(同時登攀)で引っ張った。分岐からは下山の登山者と交錯するためやや手間取るが、僕らの異様な緊張感を感じてか、多くの登山者が道を譲ってくれた。



8時半赤岳山頂に到着。9時前には下山にかかる。予定をやや過ぎるが11時過ぎに行者小屋に到着。12時半赤岳鉱泉にて昼食をとった。美濃戸にはほぼ予定の15時に到着。特に疲れた様子もなく、帰りの車中も楽しかった。

僕も含めこれからどのように山に取り組むか?を考え直す山と言えました。山と言うフィールドで自分はいったい何が出来、何をなすべきか?よくよく注意していないと、いつか取り返しのつかない失敗を自ら犯すことになるやも知れません。
今年僕は還暦を迎えます。自分としては未だ道半ばであり、「山酔の道」はまだ漠然としている状況です。いまやれることを地道にまた真摯に取り組むことが今の自分にできることですが、まだまだ先の見えぬ道をもがきながら進んでゆこうと思います。
急な階段からアンザイレン/文三郎尾根
学び多い素敵な夫婦/いつまでも山を・・

文三郎分岐より阿弥陀岳
当会最年長会員のトシちゃんは、劔を登った猛者であったが、八ヶ岳赤岳は登っていなかった。ご夫婦で長く山を続けてきたとは言え「無理な山はやらない」との信念もある。そこで僕が「行きましょう」と声をかけた【報告フル】
9/23-24 八ヶ岳/赤岳
フル トシ ヨシ

ご夫妻と劔を共に登ったのは2018年8月。あれから5年が経過したしコロナを挟んで登山活動が萎縮して、何もなさない時期があったため、お互いに急に老け込んだように思っていた。しかし近年新人の台頭に刺激を受け、またコロナも概ね収まった自らのインバウンドに急に冒険への気持ちが強くなった。この期を逃したら後がないという危機感もあったかも知れない。
僕も今やらねばという腹を決め、以前から頼まれていた八木夫妻の八ヶ岳を実施することに決めた。9月のこの時期は台風にやられることが多いが、今年は8月がピークとなり9月はうまいこと週末が晴天に恵まれ、僕らは美濃戸をスタートした。

キノコ採りがちらほら見えた。スギタケモドキ(食)

オニナラタケ(食)

珍しく山ノ神で無事を祈る

赤岳鉱泉でランチ

初日はやや雲が広がりやすかったが大同心はよく見えた/中山展望台
朝6時半。行者小屋をスタートする。トシちゃんは転倒する癖が近年強くそのため階段よりアンザイレンする。初めスタカットでビレイしながら登ってもらい、優しい岩場ではコンティニュアス(同時登攀)で引っ張った。分岐からは下山の登山者と交錯するためやや手間取るが、僕らの異様な緊張感を感じてか、多くの登山者が道を譲ってくれた。



8時半赤岳山頂に到着。9時前には下山にかかる。予定をやや過ぎるが11時過ぎに行者小屋に到着。12時半赤岳鉱泉にて昼食をとった。美濃戸にはほぼ予定の15時に到着。特に疲れた様子もなく、帰りの車中も楽しかった。

僕も含めこれからどのように山に取り組むか?を考え直す山と言えました。山と言うフィールドで自分はいったい何が出来、何をなすべきか?よくよく注意していないと、いつか取り返しのつかない失敗を自ら犯すことになるやも知れません。
今年僕は還暦を迎えます。自分としては未だ道半ばであり、「山酔の道」はまだ漠然としている状況です。いまやれることを地道にまた真摯に取り組むことが今の自分にできることですが、まだまだ先の見えぬ道をもがきながら進んでゆこうと思います。
2023年09月21日
上高地/蝶ヶ岳2Days【vol.2】

行動11時間/北アルプスの圧倒スケール
巨木の森からハイマツの稜線へ
雷鳥に出会う/長さが持ち前の長塀尾根

極楽観光の初日に対し、2日目はかなりタフな山登りとなりました。でも見どころ満載の蝶ヶ岳山陵は飽きることがありませんでした【報告フル】
上高地/蝶ヶ岳2Days【vol.2】
フル Tamarin ヒロヨ マキ ゲスト1
このエリアに通い続けてそろそろ30年も経ってしまった僕にも、まだやりたいことが山ほどあります。初日の横尾河原のビールも一つですが、あちこちに散らばるバリエーションエリアでまったりと山を眺めることです。そんな山をご一緒してくれる同志の登場を待っています。
さて、2日目は1000M登り、1000M降る、僕らにはかなりハードな1日で「我慢の1日」かな?と思いきや、愉快なメンバーのおかげで何とも楽しい登山となりました。時間はたっぷり11時間。ターミナルをタクシーで後にしたのは既に17時でした。

朝5時。僕はヘッドランプを忘れてTamrinに借りてスタート!

槍見台で赤く染まる槍ヶ岳を堪能

長い樹林の登りも、沢山の草花が癒し、応援してくれる

ハイマツに入った。展望が開き笑顔が出る

やや雲が目立ち始めた稜線を蝶槍まで

雷鳥もお出迎え

槍ヶ岳に雲がかかりますが、この稜線ならではの展望を満喫

ヒュッテ手前は早くも紅葉(いいアングルですね!)

蝶ヶ岳山頂は写真撮影で大盛り上がり!

長塀尾根はなんと4時間を要しました。僕の予定が1時間もオーバーすることは初めてかも?
ともあれ、時間一杯で上高地ターミナルに到着しヤレヤレです。こんなに歩いたのにあまり疲れを感じないのは、皆のメンバーシップに負うところが大です。つまりチームワークの登山と総括できました。ご参加の皆さん、本当にありがとうございました。
巨木の森からハイマツの稜線へ
雷鳥に出会う/長さが持ち前の長塀尾根

極楽観光の初日に対し、2日目はかなりタフな山登りとなりました。でも見どころ満載の蝶ヶ岳山陵は飽きることがありませんでした【報告フル】
上高地/蝶ヶ岳2Days【vol.2】
フル Tamarin ヒロヨ マキ ゲスト1
このエリアに通い続けてそろそろ30年も経ってしまった僕にも、まだやりたいことが山ほどあります。初日の横尾河原のビールも一つですが、あちこちに散らばるバリエーションエリアでまったりと山を眺めることです。そんな山をご一緒してくれる同志の登場を待っています。
さて、2日目は1000M登り、1000M降る、僕らにはかなりハードな1日で「我慢の1日」かな?と思いきや、愉快なメンバーのおかげで何とも楽しい登山となりました。時間はたっぷり11時間。ターミナルをタクシーで後にしたのは既に17時でした。

朝5時。僕はヘッドランプを忘れてTamrinに借りてスタート!

槍見台で赤く染まる槍ヶ岳を堪能

長い樹林の登りも、沢山の草花が癒し、応援してくれる

ハイマツに入った。展望が開き笑顔が出る

やや雲が目立ち始めた稜線を蝶槍まで

雷鳥もお出迎え

槍ヶ岳に雲がかかりますが、この稜線ならではの展望を満喫

ヒュッテ手前は早くも紅葉(いいアングルですね!)

蝶ヶ岳山頂は写真撮影で大盛り上がり!

長塀尾根はなんと4時間を要しました。僕の予定が1時間もオーバーすることは初めてかも?
ともあれ、時間一杯で上高地ターミナルに到着しヤレヤレです。こんなに歩いたのにあまり疲れを感じないのは、皆のメンバーシップに負うところが大です。つまりチームワークの登山と総括できました。ご参加の皆さん、本当にありがとうございました。
2023年09月19日
上高地/蝶ヶ岳2Days【vol.1】

北アルプス登山と観光の二日間
雪渓なし/水なし!?やや異様な雰囲気?
徳沢でソフトクリーム/横尾河原で行水とビール!?

台風連発の8月の鬱憤を晴らすべく、僕らは上高地にやってきた。とにかく楽しく北アルプスを満喫しよう!【報告フル】
9/17-18 上高地/蝶ヶ岳【vol.1】
フル Tamarin ヒロヨ マキ ゲスト1
当会でもこのような山行は久しぶりかな?山を楽しむと言うことを教えてくれるのは、この愉快なメンバーです。場所は大好きな上高地。初日は横尾までのゴールデンルート。やっぱり上高地はこんな風に楽しみたい。

ターミナル到着。誰でも即テンションアップ!

河童橋ではお馴染みのアングルで

梓川と焼岳のコントラストも逃すな!

明神は次の機会に楽しもうと思う

徳沢園はその佇まいが一流。ここのソフトクリームは定番

徳沢からの前穂はビールが飲みたくなる展望


横尾まで頑張ったら、河原で乾杯!僕はこれがやりたかったのだ
夕方近く雲が出てきたので、山荘にて飲み直しのあと贅沢な夕食を楽しみ、明日に備えて早めに就寝しました。快適で適度なウォーキングとこれ以上はない山岳エリアでのビールは僕が人生をかけて追い求めてきたスタイルであり、この1日で僕の目的は完遂されたのでした。(明日に続く・・)
雪渓なし/水なし!?やや異様な雰囲気?
徳沢でソフトクリーム/横尾河原で行水とビール!?

台風連発の8月の鬱憤を晴らすべく、僕らは上高地にやってきた。とにかく楽しく北アルプスを満喫しよう!【報告フル】
9/17-18 上高地/蝶ヶ岳【vol.1】
フル Tamarin ヒロヨ マキ ゲスト1
当会でもこのような山行は久しぶりかな?山を楽しむと言うことを教えてくれるのは、この愉快なメンバーです。場所は大好きな上高地。初日は横尾までのゴールデンルート。やっぱり上高地はこんな風に楽しみたい。

ターミナル到着。誰でも即テンションアップ!

河童橋ではお馴染みのアングルで

梓川と焼岳のコントラストも逃すな!

明神は次の機会に楽しもうと思う

徳沢園はその佇まいが一流。ここのソフトクリームは定番

徳沢からの前穂はビールが飲みたくなる展望


横尾まで頑張ったら、河原で乾杯!僕はこれがやりたかったのだ
夕方近く雲が出てきたので、山荘にて飲み直しのあと贅沢な夕食を楽しみ、明日に備えて早めに就寝しました。快適で適度なウォーキングとこれ以上はない山岳エリアでのビールは僕が人生をかけて追い求めてきたスタイルであり、この1日で僕の目的は完遂されたのでした。(明日に続く・・)
2023年09月12日
北八ッ/稲子岳南壁

台風一過/爽快なクライミング
湯川のクラックに挑む/デゲンナー
新人タケ君の実質アルパインデビューに乾杯!

クライミング力に長けたタケ君にいよいよアルパインルートのリードを任せた。4名を2パーティーに分けて、とりあえず僕が先行し僕の後に続いてもらうスタイル。初めて彼はフォローのビレイもやったが、新しい体験が彼の心にどう響いたのだろう【報告フル】
9/9〜10 湯川クラック 北八ッ/稲子岳南壁
フル アキラ Tamarin タケ
当初の計画ではアキラ君のリクエストに応じて稲子岳を決めたが、このところ意欲的なタケ君が多忙な仕事の都合をつけて参加することになり、少し展開が変わった。やはり成長目覚しい若者に少しでも良い経験をさせること。これがTamrinに限らずアキラ君や僕も常日頃思っていることで、今回のタクティクスは最初からそうであったようなチームの雰囲気だった。
台風が通過してまだ雨が残る静岡を半信半疑で出発するが、結果は全行程で予定通りの順調さであった。


湯川のクラックはどこも本格的でTRのみと言え、僕も含めほとんどまともに登れない。そんな中、最初に奮闘を見せたのはアキラ君でいつもの雄叫びをあげながら、最初に登り上げた。この奮闘に刺激を受け皆登り、次回への意欲を持つにいたる。クラックはもっとやるべきだ。


16時過ぎにしらびそ小屋に到着し、天狗岳とミドリ池の前で無事の祝杯をあげる。明日に備えて今夜は早く寝よう


予定より少し早い8時半。左カンテ取り付きに到着。先行パーティーの声がするもルートは空いているのですぐ取り付く。僕が先行しその後をタケ君にリードしてもらう。その後ろに別のパーティーも登り始める。


11時半に抜けて、皆それぞれ今日のクライミングを振り返る。13時半しらびそ小屋に戻り、痛む足を堪えながら稲子湯に向かう。全てが順調で課題らしきものもあまり無いようだが、他のパーティーの動向や細かいルート採り、ランニングの設置位置など、おそらくタケ君には全てが課題であったはずだ。右を採ろうと左を採ろうと、最終的にルートを決めるのはリーダーの能力に他ならない。良きリーダーになって欲しいと願うのは誰しも同じだと思うがいかがかな?

湯川のクラックに挑む/デゲンナー
新人タケ君の実質アルパインデビューに乾杯!

クライミング力に長けたタケ君にいよいよアルパインルートのリードを任せた。4名を2パーティーに分けて、とりあえず僕が先行し僕の後に続いてもらうスタイル。初めて彼はフォローのビレイもやったが、新しい体験が彼の心にどう響いたのだろう【報告フル】
9/9〜10 湯川クラック 北八ッ/稲子岳南壁
フル アキラ Tamarin タケ
当初の計画ではアキラ君のリクエストに応じて稲子岳を決めたが、このところ意欲的なタケ君が多忙な仕事の都合をつけて参加することになり、少し展開が変わった。やはり成長目覚しい若者に少しでも良い経験をさせること。これがTamrinに限らずアキラ君や僕も常日頃思っていることで、今回のタクティクスは最初からそうであったようなチームの雰囲気だった。
台風が通過してまだ雨が残る静岡を半信半疑で出発するが、結果は全行程で予定通りの順調さであった。


湯川のクラックはどこも本格的でTRのみと言え、僕も含めほとんどまともに登れない。そんな中、最初に奮闘を見せたのはアキラ君でいつもの雄叫びをあげながら、最初に登り上げた。この奮闘に刺激を受け皆登り、次回への意欲を持つにいたる。クラックはもっとやるべきだ。


16時過ぎにしらびそ小屋に到着し、天狗岳とミドリ池の前で無事の祝杯をあげる。明日に備えて今夜は早く寝よう


予定より少し早い8時半。左カンテ取り付きに到着。先行パーティーの声がするもルートは空いているのですぐ取り付く。僕が先行しその後をタケ君にリードしてもらう。その後ろに別のパーティーも登り始める。


11時半に抜けて、皆それぞれ今日のクライミングを振り返る。13時半しらびそ小屋に戻り、痛む足を堪えながら稲子湯に向かう。全てが順調で課題らしきものもあまり無いようだが、他のパーティーの動向や細かいルート採り、ランニングの設置位置など、おそらくタケ君には全てが課題であったはずだ。右を採ろうと左を採ろうと、最終的にルートを決めるのはリーダーの能力に他ならない。良きリーダーになって欲しいと願うのは誰しも同じだと思うがいかがかな?

Posted by ぶなのとも舎 at
20:59
│アルパインクライミング
2023年09月08日
瑞牆山/トムソーヤの冒険

かなり手強い洞穴ルート
快適なクラック/ダルマフェース
終わってみればみんな笑顔/充実の1日

ダルマフェース取り付き
大ヤスリの時横に見えた「トムソーヤの冒険」なるルートにイト君からリクエストがあった。あのときイト君は山頂から僕らの登る大ヤスリを見つめたのだが、トムソーヤを登ったクライマーに声を掛けたのだった【報告フル】
8/27 瑞牆山/トムソーヤの冒険
フル イト Tamarin タケ ゲスト2
6/25に実施した大ヤスリ岩エイドクライミングの帰路。イト君から面白そうだと提案があったのがこのルートですぐ実施を決めた。帰宅直後、早速資料を送ってくれたのが日本登山体系の洞穴ルートとダルマフェースでグレード的には問題がなさそうであったが、洞穴の内容は体系の資料ではA1の記載以外よくわからない。ネットの記録を見ると5.8〜5.9のフリーとなっているが、案の定これが落とし穴だった。

みずがき自然公園をスタート朝6時半

パノラマコースは沢山の岩を縫うコースだが、めっぽう悪い

カンマンボロンで休憩

キニガイグチ。きのこシーズン到来

取り付きは大ヤスリ基部とほとんど変わらず登山道を過ぎて10分ほど。木に巻かれたテープがないと、ほとんど取り付きには見えない

問題の洞穴はキャメロット#6のA1でさらにもうひとつ#5を上にセットできれば突破しそうだが、それがなくもがいた末に僕は諦めた。ゲストのO君は両壁に足を広げてなんとかチョックストンにスリングをかけて突破した。そのあともいやらしいクライミングで、とてもクライミングとは思えないピッチだった。ザックは別に上げないと、とても通過することはできない

洞穴を抜けるとロープ1Pのあと藪を歩いてすぐ上がダルマフェースとなる

すっきりとしたクラックを見ると、やる気が出てくる

クラックを登り切ると4Mの懸垂が妥当。タケ君にはA0クライムダウンしてもらうが危険

やや長い歩きのピッチをふたつほどで、最後のクライミング。ここは気持ち良い

今回O君がいなければ敗退の憂き目を見ていたかも知れない。特に彼の奮闘には感謝します

皆を笑顔にしてくれたルートと山頂に感謝

帰りは富士見平山荘軽油で自然公園に戻る。ややハードな1日も良い仲間との山行は気持ちよく、またよい思い出となった・・
快適なクラック/ダルマフェース
終わってみればみんな笑顔/充実の1日

ダルマフェース取り付き
大ヤスリの時横に見えた「トムソーヤの冒険」なるルートにイト君からリクエストがあった。あのときイト君は山頂から僕らの登る大ヤスリを見つめたのだが、トムソーヤを登ったクライマーに声を掛けたのだった【報告フル】
8/27 瑞牆山/トムソーヤの冒険
フル イト Tamarin タケ ゲスト2
6/25に実施した大ヤスリ岩エイドクライミングの帰路。イト君から面白そうだと提案があったのがこのルートですぐ実施を決めた。帰宅直後、早速資料を送ってくれたのが日本登山体系の洞穴ルートとダルマフェースでグレード的には問題がなさそうであったが、洞穴の内容は体系の資料ではA1の記載以外よくわからない。ネットの記録を見ると5.8〜5.9のフリーとなっているが、案の定これが落とし穴だった。

みずがき自然公園をスタート朝6時半

パノラマコースは沢山の岩を縫うコースだが、めっぽう悪い

カンマンボロンで休憩

キニガイグチ。きのこシーズン到来

取り付きは大ヤスリ基部とほとんど変わらず登山道を過ぎて10分ほど。木に巻かれたテープがないと、ほとんど取り付きには見えない

問題の洞穴はキャメロット#6のA1でさらにもうひとつ#5を上にセットできれば突破しそうだが、それがなくもがいた末に僕は諦めた。ゲストのO君は両壁に足を広げてなんとかチョックストンにスリングをかけて突破した。そのあともいやらしいクライミングで、とてもクライミングとは思えないピッチだった。ザックは別に上げないと、とても通過することはできない

洞穴を抜けるとロープ1Pのあと藪を歩いてすぐ上がダルマフェースとなる

すっきりとしたクラックを見ると、やる気が出てくる

クラックを登り切ると4Mの懸垂が妥当。タケ君にはA0クライムダウンしてもらうが危険

やや長い歩きのピッチをふたつほどで、最後のクライミング。ここは気持ち良い

今回O君がいなければ敗退の憂き目を見ていたかも知れない。特に彼の奮闘には感謝します

皆を笑顔にしてくれたルートと山頂に感謝

帰りは富士見平山荘軽油で自然公園に戻る。ややハードな1日も良い仲間との山行は気持ちよく、またよい思い出となった・・
Posted by ぶなのとも舎 at
08:19
│アルパインクライミング