2022年07月19日
新人歓迎合宿/小同心クラック

テント満開/大賑わいの赤岳鉱泉に喜びひとしお
ジョウゴ沢F2で懸垂下降の訓練
飲み過ぎ注意!?小同心クラック無事完登

何はともあれ、客で賑わう赤岳鉱泉の繁盛ぶりが一番嬉しい。やはり八ヶ岳はこうでなくては・・、小屋前で賑やかにビールを煽る山ガールが眩しかった【報告フル】
7/17〜18 八ヶ岳合宿/小同心クラック
フル アキラ タケ
初日は美濃戸口のPも満杯で6時半という時刻だがやはり路駐スタートとなった。今日はアプローチとジョウゴ沢でのトレーニングのみの予定なので急がない。二日間ともガスで展望は効かないものの、ガスの切れ間に時折見せる山は荘厳である。こういうタイミングはやはり逃してはならない。3時間半かけて小屋に到着。
小屋に入ると4代目オーナーが笑顔で出迎えてくれる。しばらく来なかったことを詫びると恐縮してワインを差し入れてくれた。この連休は満員に近い状況でスタッフも明るい雰囲気だ。コロナ対応のシステムもほぼ板についた感じで、サービスの質も今まで通り。さすがです。
昼食にカレーを頼み腹を拵え、短い昼寝のあとジョウゴ沢に向かう。明日のクライミングに備えて新人のタケ君に懸垂下降を覚えてもらうためだ。F2はそれを行うに丁度いい傾斜と高さがあり支点もしっかりしている。


懸垂に入る前にセルフビレイ。そのあとに懸垂のセットを僕が行う。ロープを投げるとまずはアキラ君が見本を見せる。いつもだと二人並んで降りるところだが彼は飲み込みが良いので、いきなり一人でやってもらう。要点さえ教えればすぐにモノにできるタイプの男で仕事もテキパキとやるだろう。F1でもおさらいの懸垂をして終了。ロープの回収/収納もタケ君の仕事となった。

小屋に戻るととりあえず入浴。チェックイン客が入り口で行列を作っている。風呂は4人で一杯なので少し待つがサッと汗を流してすぐ出た。あとは食事の時間までのんびりと飲むことにする。アキラ君がいきなりノンアルを飲み始めたのには驚いたが、そのあとは焼酎も入れたようだ。タケ君は酒に弱いので過ぎたことはやらない。8時半には就寝したが僕のみやはり飲みすぎた。

朝5時半に食事で7時前に小屋を出る。天気は相変わらずガスが濃く、あまり気にしないようにする。誰もが嫌がる大同心稜をもっとも注意しながら登るのは僕で、休憩をこまめにとるようにする。取り付きまで2時間を予定したが、案の定時間通り。9時10分登攀開始となる。

いつも通りかと思いきや、ロープがやたら重い。簡単と思ったルートがかなりスリリングになる。足場の良いビレイ点までロープを伸ばす。1ピッチ目まではそれでも無事二人をあげることができたが、2ピッチ目チムニーを嫌いフェースから取り付いたらさらにロープが重くなった。一手一手に息も荒くなる。10Mぐらい上のビレイ点になんとか到着したが、肝心のロープが引き揚げられない。止むなくロワーダウンで一度降り途中で設置したランニングを撤去。ロープをチムニー通しにするとなんのことはない、岩にほとんど触れず空中となった。TRのままそのまま登り返す。前回も同じラインを通ったにもかかわらず今回このようなことになったのは、ロープ径が8ミリと9ミリの違いと思われる。この2点は深い反省点であった。

次のピッチ数メートルでクラックルートは終了。歩いて山頂直下で再度30Mばかりロープを出すが特に問題はない。横岳山頂からは一般道を硫黄岳経由で鉱泉に戻る。コマクサが見頃だが大変大きなお花畑であることは僕も知らなかった。海の日の小同心クラックはこのコマクサがまさに花を添えると言う、思い出深い内容であった。

今回は久々に山らしい山を味わうことができ、参加のみなさんには感謝します。また会員の皆様にはこのよき新人さんに温かい指導とエールを贈られることをお願い申し上げます。
※写真が甚だ少なかったため、やや冗長ですがテクストにてご報告いたしました。
ジョウゴ沢F2で懸垂下降の訓練
飲み過ぎ注意!?小同心クラック無事完登

何はともあれ、客で賑わう赤岳鉱泉の繁盛ぶりが一番嬉しい。やはり八ヶ岳はこうでなくては・・、小屋前で賑やかにビールを煽る山ガールが眩しかった【報告フル】
7/17〜18 八ヶ岳合宿/小同心クラック
フル アキラ タケ
初日は美濃戸口のPも満杯で6時半という時刻だがやはり路駐スタートとなった。今日はアプローチとジョウゴ沢でのトレーニングのみの予定なので急がない。二日間ともガスで展望は効かないものの、ガスの切れ間に時折見せる山は荘厳である。こういうタイミングはやはり逃してはならない。3時間半かけて小屋に到着。
小屋に入ると4代目オーナーが笑顔で出迎えてくれる。しばらく来なかったことを詫びると恐縮してワインを差し入れてくれた。この連休は満員に近い状況でスタッフも明るい雰囲気だ。コロナ対応のシステムもほぼ板についた感じで、サービスの質も今まで通り。さすがです。
昼食にカレーを頼み腹を拵え、短い昼寝のあとジョウゴ沢に向かう。明日のクライミングに備えて新人のタケ君に懸垂下降を覚えてもらうためだ。F2はそれを行うに丁度いい傾斜と高さがあり支点もしっかりしている。


懸垂に入る前にセルフビレイ。そのあとに懸垂のセットを僕が行う。ロープを投げるとまずはアキラ君が見本を見せる。いつもだと二人並んで降りるところだが彼は飲み込みが良いので、いきなり一人でやってもらう。要点さえ教えればすぐにモノにできるタイプの男で仕事もテキパキとやるだろう。F1でもおさらいの懸垂をして終了。ロープの回収/収納もタケ君の仕事となった。

小屋に戻るととりあえず入浴。チェックイン客が入り口で行列を作っている。風呂は4人で一杯なので少し待つがサッと汗を流してすぐ出た。あとは食事の時間までのんびりと飲むことにする。アキラ君がいきなりノンアルを飲み始めたのには驚いたが、そのあとは焼酎も入れたようだ。タケ君は酒に弱いので過ぎたことはやらない。8時半には就寝したが僕のみやはり飲みすぎた。

朝5時半に食事で7時前に小屋を出る。天気は相変わらずガスが濃く、あまり気にしないようにする。誰もが嫌がる大同心稜をもっとも注意しながら登るのは僕で、休憩をこまめにとるようにする。取り付きまで2時間を予定したが、案の定時間通り。9時10分登攀開始となる。

いつも通りかと思いきや、ロープがやたら重い。簡単と思ったルートがかなりスリリングになる。足場の良いビレイ点までロープを伸ばす。1ピッチ目まではそれでも無事二人をあげることができたが、2ピッチ目チムニーを嫌いフェースから取り付いたらさらにロープが重くなった。一手一手に息も荒くなる。10Mぐらい上のビレイ点になんとか到着したが、肝心のロープが引き揚げられない。止むなくロワーダウンで一度降り途中で設置したランニングを撤去。ロープをチムニー通しにするとなんのことはない、岩にほとんど触れず空中となった。TRのままそのまま登り返す。前回も同じラインを通ったにもかかわらず今回このようなことになったのは、ロープ径が8ミリと9ミリの違いと思われる。この2点は深い反省点であった。

次のピッチ数メートルでクラックルートは終了。歩いて山頂直下で再度30Mばかりロープを出すが特に問題はない。横岳山頂からは一般道を硫黄岳経由で鉱泉に戻る。コマクサが見頃だが大変大きなお花畑であることは僕も知らなかった。海の日の小同心クラックはこのコマクサがまさに花を添えると言う、思い出深い内容であった。

今回は久々に山らしい山を味わうことができ、参加のみなさんには感謝します。また会員の皆様にはこのよき新人さんに温かい指導とエールを贈られることをお願い申し上げます。
※写真が甚だ少なかったため、やや冗長ですがテクストにてご報告いたしました。
Posted by ぶなのとも舎 at
18:17
│アルパインクライミング
2022年07月05日
朝霧高原/沢登り体験

毛無山塊の澄んだ水にうっとり
猛暑も一服、涼しくて気持ちいい
沢登り初体験のミヤ君、果敢にダイブ!

興味はあるがなかなか手が出なかった沢登りに初挑戦したミヤ君とタケ君。フェルトソールの沢タビを買い込み、満を侍して本格的な沢に挑みました【報告フル】
7/3 朝霧高原/沢登り体験
フル ミヤ Tamrin ヒロヨ タエミ タカコ タケ
この沢の名前はわかりません。毛無山の地蔵峠から下った登山道の脇の沢と言えばわかりやすいでしょう。ここは当会開始直後から初級入門で利用している穴場できれいな水と硬い岩で誰もが楽しめるオススメのルートです。ここにこれまた当会始まって以来最多の7名が集まりました。これがまた賑やかいこと・・

登山道が沢を渡ったところから入ります。まずは足を濡らしましょう

そのすぐ上の滝は巻きますが、早速水浴びのミヤ君、タエミ君

しばらくは楽しい沢歩き。水に慣れるに丁度いい内容です

フェルトソールはやはり沢の定番で初めてでもこの笑顔

この日一番輝いたショット。ミヤ君は何も告げず深みに進んで行った。このあと続々とメンバーのダイブが続きました。あっぱれの一言

後半に入るとロープが必要となります。やや緊張

そのあと大きな滝をふたつ見ますがどちらも登らず。記念撮影がまた愉快

高巻きもロープでクリア。この先の滝で終了します

入渓点に戻りました。天気は小雨となりましたが、気分は晴天!お疲れさまでした
猛暑も一服、涼しくて気持ちいい
沢登り初体験のミヤ君、果敢にダイブ!

興味はあるがなかなか手が出なかった沢登りに初挑戦したミヤ君とタケ君。フェルトソールの沢タビを買い込み、満を侍して本格的な沢に挑みました【報告フル】
7/3 朝霧高原/沢登り体験
フル ミヤ Tamrin ヒロヨ タエミ タカコ タケ
この沢の名前はわかりません。毛無山の地蔵峠から下った登山道の脇の沢と言えばわかりやすいでしょう。ここは当会開始直後から初級入門で利用している穴場できれいな水と硬い岩で誰もが楽しめるオススメのルートです。ここにこれまた当会始まって以来最多の7名が集まりました。これがまた賑やかいこと・・

登山道が沢を渡ったところから入ります。まずは足を濡らしましょう

そのすぐ上の滝は巻きますが、早速水浴びのミヤ君、タエミ君

しばらくは楽しい沢歩き。水に慣れるに丁度いい内容です

フェルトソールはやはり沢の定番で初めてでもこの笑顔

この日一番輝いたショット。ミヤ君は何も告げず深みに進んで行った。このあと続々とメンバーのダイブが続きました。あっぱれの一言

後半に入るとロープが必要となります。やや緊張

そのあと大きな滝をふたつ見ますがどちらも登らず。記念撮影がまた愉快

高巻きもロープでクリア。この先の滝で終了します

入渓点に戻りました。天気は小雨となりましたが、気分は晴天!お疲れさまでした